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東西南北

4月6日(火)

 石油会社シェルの米人重役夫妻殺害事件のJ・C・サントス容疑者(二〇)が二日、裁判所命令で釈放された。一日に逮捕され、犯行を認めた同容疑者だが、二日夜には犯行を否定。ガロチーニョ・リオ州保安局長官によれば、「犯行は二人組の男によるもので、自分は四万レアルと引き換えに同家の内部を説明し、凶器のくぎ抜きを貸しただけ」と、同容疑者が供述したという。同長官は、その男二人がリオに在住し、警察が容疑者とみていなかった人物だと言明。サントス容疑者は証人として保護される。当初同容疑者は、「米人重役が自分にポルトガル語で差別発言をした」と自供したが、シェル社の同僚らは「彼はポルトガル語がほとんど話せなかった」と反論。また、低所得層でろくに勉強していない同容疑者が、高度な知識を必要とする密室殺人ができるわけがないと、同容疑者の近所の住人たちは疑問視していた。
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 アウキミンサンパウロ州知事の末子トーマスさん(一九)は四日朝、バイクCB500でマルジナル・ピニェイロスを走行中、ヴィラ・ローボス付近でバイクを強奪された。トーマスさんは「一回りしてくる」と護衛なしで公邸を出た。知事には長女ソフィア(二四)さんと長男ジェラウド(二二)さんがいる。公邸を一歩出れば、息子らは一般市民と同じと知事は述べた。
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 ラテンアメリカ諸国の中で初めてアルコール飲料の規制について議論したことで、政府が称賛される一方、アルコール問題に取り組む専門家たちはルーラ大統領の振る舞いに頭を抱えている。昨年十月ブルメナウで開催されたビール祭りに参加した大統領は、大衆の面前で乾杯し、「好きでたまらない」とおどけてみせた。範を垂れるとして大統領は人前でタバコは吸わない。専門家の一人は「大統領が受けるべき教育プログラムを用意している」。大統領令でカイピリーニャは「国民飲料」となっている。