4月6日(火)
本紙の長浜一(はじめ)営業部員が三日午前、サンタクルース病院で肝臓ガンのために亡くなった。享年六十八歳だった。
二年前に直腸ガンの手術をうけ快方に向かっていたが、昨年一月に肝臓に転移していることが分り、抗ガン剤治療を続けていた。今年初めから痩せ始め、歩けなくなっていたが、本人の希望でギリギリまで自宅療養に励んだ。十日前に同病院に入院するも、治療の甲斐なく三日午前五時十五分に肝臓ガンで亡くなった。
仏式葬儀は三日午後三時からアラサ墓地の葬儀場で行われ、約四十人が参列した。午後五時にヴィラ・アウピーナ火葬場に運ばれた。初七日法要は九日午前十時から西本願寺。
神戸市出身で、一九六〇年渡伯。すぐにパウリスタ新聞で営業部員として働き始め、そのままニッケイ新聞まで現役だった。真面目な人柄が信頼を呼び、長浜さんを指名する企業主も多かった。康子夫人との間に娘二人がいる。