夢をみる。というほどおおげさなものでないかもしれない。
だが、国民的歌手のカエターノ・ヴェローゾが日本の歌を日本語で歌うとしたら、それは「夢のような話」ということになる。
四日夜のグローボ「ファンタスチコ」。米国の歌を英語で歌ったアルバムを発表したばかりのカエターノが語っていた。「(日本の歌を)日本語で歌いたい気持ちもあった」
番組収録日が「エイプリール・フール」とは知っていたが、その顔に「ウソ」が書いてあるようには決してみえなかった。
世界に市場を持つブラジル人歌手が日本の歌に挑戦する――。その日が「二〇〇八」に来るとしたら……。
実現性十分の胸躍る企画。百周年記念事業案の中にそんな「夢」があるかどうか。 (大)
04/04/06