4月7日(水)
三月三十一日に三日間の全日程を終えた米州開発銀行のペルー総会に、来年度総会の会場に決まっている沖縄県から稲嶺恵一知事ら約七十人が視察のため参加していた。
琉球新報によると、会場のリマ国立博物館に設けられた沖縄ブースでリマ市と沖縄県との引継ぎ式が行なわれ、リマ市長が稲嶺知事にインカ帝国時代から伝わる酋長の地位を示すとされるつえを贈呈。沖縄総会の成功を祈願したという。
同総会は四、五千人規模のサミット級の国際会議。二年前の年次総会はブラジル・フォルタレーザで開かれた。世界四十六カ国の財務大臣、中央銀行総裁らが参加したペルー総会では中南米諸国の経済、社会開発の促進などが論議された。
沖縄総会は来年四月十日から三日間、宜野湾の沖縄コンベンションセンターが主会場となる。日本での開催は九一年の名古屋市に続いて二回目。