ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 広告業者夫婦殺害 容疑者が出頭=冷静な態度で犯行否定 サンパウロ市

広告業者夫婦殺害 容疑者が出頭=冷静な態度で犯行否定 サンパウロ市

4月8日(木)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙七日】サンパウロ市ペルジーゼス区で起きた広告業者夫妻殺害事件で、ジル・グレッコ・ルガイ容疑者(二一、大学生)が六日午後、警察に出頭した。同容疑者は被害者のルイス・C・ルガイさん(四〇、事業家)の息子で、二日から逃走していた。
 ジル容疑者は犯行を否定しており、父親の広告会社の資金横領の件でも「自分は関係ない」と断言した。横領が発覚したことでジル容疑者と父親が口論になり、同容疑者がクビにされたことが犯行の動機だとみられている。
 同容疑者は弁護士を通して、サンパウロ市西部パカエンブー球場に現れると事前に警察に連絡。背広にネクタイ姿で手錠をかけられ、市警殺人事件捜査・被害者保護課(DHPP)へ連行された。ジル容疑者は、取り調べに冷静な態度で応じたという。
 ルイスさんと妻のアレサンドラさん(三三、同容疑者の継母)は三月二十八日、ペルジーゼス区の高級住宅街にある自宅で殺害された。