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「ブラジル蘭」を研修=東京農大3年生の松本さん

4月9日(金)

 ブラジルの蘭に魅せられて──。
 東京農業大学国際農業開発科三年の松本正浩さん(二一、東京都出身)が先月始めに来伯、一カ月間、森本みどりサンパウロ蘭協会長の農場(サンローレンソ・ダ・セーラ市)で研修を積んだ。
 松本さんの両親は八王子市で洋蘭の栽培・販売を手掛け、ブラジル産を輸入している。現地での成育状況などを実際に見てみたいと、自費で渡航した。
 「もっと暑いところに咲いているのかと思ったら、山の東川の斜面で、毎朝、霧のかかるようにありました」と驚いた様子だ。 
 将来は両親の店を継ぎたいという。「でも、その前に、いろんな所で修行、経験を積まなければなりません」と気を引き締めていた。