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駅でクラシック音楽を=最新鋭ホールが大好評

4月14日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】旧ジュリオ・プレステス駅に落成したコンサートホール〃サロン・サンパウロ〃は、クラシック音楽ファンのみならず音楽愛好家にも大好評だ。
 同駅は二〇年代、英国様式のルース駅に対抗してフランス建築芸術の粋を取り入れて建築された。また椰子樹を植えた皇帝の庭園は、ファート侯爵が造成した歴史建造物であった。
 特に千五百人の聴衆を収容できる交響楽演奏用のコンサートホールが、注目を呼んでいる。天井は吊り天井で、音響効果を高めるため音楽と楽器によって高さを調節できる。コンサートホールの建築材料は木材、シートの布地、壁材、特等席の間取り、全て音響効果を生かすために材質と角度を計算して設計した。
 コンサートホールのどこに座っても、立体音が全体へ響くように工夫された。これまで演奏会を催した世界の著名交響楽団が、コンサートホールの出来ばえを音楽の髄ここに極まると絶賛した。
 案内役つきで〃皇帝の庭園〃訪問は、毎日曜日午後一時、入場料一レアル。交響曲の演奏は、予めプログラムと入場料を確かめること。入場料は廉価。駐車料は五レアル。入場券は当日売りとなっている。電話は三三三七・五四一四。