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20年で60万人殺される=殺人死亡率は倍増=深刻な”射殺される青少年”

4月15日(木)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十四日】八〇年から二〇〇〇年までの二十年間に、五十九万八千三百六十七人がブラジルで殺害された。
 同期間に殺人死亡率は住民十万人当たり十一・七人から二十七人に、一三〇%上昇。約六十万人の殺人被害者の六二%(三十六万九千百一人)は九〇年代の十年間に殺された。
 これらのデータは十三日、リオ市でブラジル地理統計院(IBGE)が発表した「社会指標の総括」からの引用。ブラジルの人口は同期間に一億千九百万人から一億七千万人に四三%増加している。
 殺人死亡率の最も高い州はペルナンブッコ州で、十万人当たり五十四人。リオデジャネイロ州(五十一人)、エスピリト・サント州(四十六人)、サンパウロ州(四十二人)が後に続く。
 二〇〇〇年に米国では一万二千九百四十三人が殺害され、うち八千四百九十三人が銃で殺されたが、同年ブラジルでは四万五千三百四十三人が殺害されている(射殺は一万二千二百三十三人)。
 自殺や事故死を含む、暴力が原因の死者数は同二十年間に二百六万九千八百六十六人で、うち八二・二%を男性が占めた。
 九〇年代の殺人被害者数の増加が全体数を引き上げる要因となった。八〇年代は交通事故死者数の方が殺人被害者数より多かったが、九〇年代に両者は逆転した。
 九〇年代の殺人被害者数は十五歳から二十四歳の青少年の間で増加した。銃器類の広がりが若者の死者数増加につながっており、銃で撃たれて亡くなった青少年の数は九一年の五千二百二十人から〇〇年の一万二千二百三十三人に増え、住民十万人当たりの死亡率は三十六・八人から七十一・七人に倍増した。
 州別でみると、リオデジャネイロ州は住民十万人当たりの死亡率が〇〇年に百八十一・六人と全州の中で最も高い。全国二位はペルナンブッコ州(百七十九・五人)、三位はエスピリト・サント州(百二十一・七人)。サンパウロ州は九一年の九位(四十三・六人)から〇〇年には四位(百十四・六人)へと順位が急上昇している。

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