4月15日(木)
【アゴーラ紙十三日】大サンパウロ市圏の住民九百万人に水を供給するカンタレイラ複合貯水池の水量が目標を大きく下回っている。
今年、給水制限を回避するためには、四月十五日時点で全貯水量の二五%が確保される必要がある。しかし、十二日の貯水量は一八・四%。昨年は四九・二%、〇二年は六二・七%だった。
州政府は十一市、六百五十万人が対象となる給水制限の準備をすでに整えた。しかし、アルセ水資源局長によると、四月には給水制限の実施はなく、それは降雨量と三月に始まった節水奨励プログラムの結果次第決まるという。このプログラムは二〇%節水した人には水道料金を二〇%割り引くというもの。
貯水量不足の原因は例年にない雨不足。今年一、二月には嵐が何度もサンパウロ市を襲ったが同貯水池には至らず、同二カ月間の平均雨量は例年より六十四ミリ下回っていた。