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市議数削減を審議=10月の地方選は狭き門

4月16日(金)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十五日】高等選挙裁判所(TSE)から提出された次回地方選での市会議員数を削減する法案を下院は十四日、審議した。現行法では人口が百万以下の都市は市議が九人から二十一人、百万から五百万が二十一人から三十三人、五百万以上が四十二人から五十五人となっている。
 TSE案は最高裁の指示に従い、四万七千六百十九人以下の都市は市議九人とした。以後は同数を超える毎に、一人増員する。四万七千六百二十人から九万五千二百三十八人の都市は十人となる。六百五十四万七千六百十二人の都市は、市議五十五人だ。
 このTSEの計算によると全国で、八千五百二十七の市議席が削減される。下院はそれを、六千五十の市議席削減へ緩和しようと検討中。TSE案によれば全国の五千五百六十五都市の半数が市議数削減に引っ掛かり、十月の地方選では市議にとって狭き門となる。
 TSEの市議数に関する連邦令補足案は、下議らを困惑させた。下議らは小委員会を結成し、次回地方選での適用を免れようと奔走中だ。TSEは同案の公布を六月十日の党大会前に行うよう要請した。投票日の四十五日前までに表決ができないと、同案は自動的に可決される。
 下院は人口八千人以下の小都市には、市議七人を希望した。中都市は現状維持。大都市は増員としている。下院小委員会で表決されたら、同案は下院本会議で一次と二次投票が行われる。その後上院へ送られる。