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ガリンペイロ29人を殺害=保護区で先住民と抗争=事態は緊迫、35人が行方不明 ロンドーニア

4月20日(火)

 【アゴーラ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙十九日】ロンドーニア州エスピゴン・ドエステ市のルーズベルト先住民保護地区内で十八日までに、先住民シンタ=ラルガ族に殺害されたダイアモンド鉱夫(ガリンペイロ)二十九人の遺体が発見された。現在ガリンペイロ三十五人が行方不明で、事態は緊迫している。
 ルーズベルト先住民保護地区でブラジル最大のダイアモンド鉱床が発見されたのは九九年。同地区に在住する先住民の酋長らは翌〇〇年、ガリンペイロたちに通行料を請求し始めた。だが〇一年、ガリンペイロたちは同地区に無断で進入し、先住民らとの抗争が始まった。
 国立インジオ基金(FUNAI)と先住民らは昨年、ガリンペイロ約四千五百人を保護地区から追放した。しかしガリンペイロの活動は徐々に元に戻っていき、今年四月七日に先住民約百人がガリンペイロ約百五十人を襲撃。十八日までに二十九人が殺害されている。
 連邦警察(連警)の推測によれば、ガリンペイロらはダイアモンド鉱で襲われ、その場で三人が先住民によって殺害された。三人の遺体は十一日に発見された。先住民らは少なくとも二十六人のガリンペイロを縄で縛り、同鉱から二キロ先まで連れて行った。
 だが、ガリンペイロたちが縄を解き、見張り役の若い先住民らを脅したため、年長の先住民らは若者たちに森の中へ逃げたガリンペイロらを追跡するよう命令。その際、ガリンペイロらは殺害されたとみられる。二十六人の遺体は十六日に発見された。
 遺体は腐敗が進んでおり、身元確認は困難になると思われる。一部の遺体は首が切断されていたという。十八日、連警の検死官三人がヘリコプターで現場を訪れ、検死を行った。同州ポルト・ヴェーリョ市で、凶器とされる槍の精密検査が行われる。
 十日、先住民一人がエスピゴン・ドエステ市内の広場で市民から暴行を受け、縄で縛られて木に吊るされる事件が発生。緊迫した事態の中、先住民らは市民の襲撃を恐れていると、連警側は発表している。
 連警は十八日、ガリンペイロらの遺体を運ぶために五メートル四方の網を作った。連警のヘリコプターで遺体を包んだ網が運ばれるという。

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