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空気清涼のクニャへ=名画友の会と岩手婦人部

4月20日(火)

 名画友の会(五十嵐司、松平和也代表、なつメロを唄う会を含む)と岩手県人会婦人部(田中保子部長)の合同親睦ピクニックが、十七日、十八日、クニャ市のウエムラ・ホテルで行われた。四十四人が参加、きれいな空気のもと、ホテル側が身を入れてつくった三度の食事に満足し、帰聖した。
 同じバスに乗るまで、両団体のリーダーたちを除き、参加者たちは互いに未知だった。二日間、そのことによる支障はまったくなかった。参加者は中高年が多く、〃年の功〃が潤滑油の役割を果たしたと思われる。アベ・ツリズモも巧みにツアーをこしらえた。
 初日、昼ごろクニャ到着、陶芸工房「すえなが&ジャルジネイロ」を見学、買い物。街で昼食後、明るいうちにウエムラ・ホテルへ。街の標高が約九百メートル、ウエムラは千八百メートルの高さにあった。清涼。若干湿度が感じられた。部屋割り後、さっそく、ホテルの主(あるじ)の案内で、付近の谷の山道を散策。
 ホテルに戻って、希望者は岩風呂につかった。映画「愛染かつら」上映のあと夕食。リオ州パラチから上がった魚の刺し身が出た。ツマがホテルの畑でとれた大型の青首大根。大型支那鍋にはすき焼きがどんと煮られていた。
 二日目朝、薪フォルノの設備がある屋根つき屋外サロンでカフェ。それから、一行の約八〇%が参加してトレッキング。およそ三時間かけてパラチ、アングラ・ドス・レイスなどを眺望することができる、リオ州との州境にある〃二つの山頂〃に登った。中高年といえども健脚。口では「へばった」と言っても、足は十分にアグエンタした。トレッキングした場所は、すべてウエムラ・ホテルの所有地三百アルケールの一部であった。
 昼食は屋外でシュラスコ。いくらでも食べられた。全員がふだんの倍量は食べたかもしれない。夕刻近く、ガスがたれこめ始めたころ、下界に向かった。