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「日本ってどんな国」=クリチーバ総領事館=作文コン入賞者発表

4月29日(木)

 [パラナ支局]第一回パラナ日本語作文コンクール(クリチーバ総領事館主催)の入賞者がこのほど、主催者から発表された。テーマは「日本ってどんな国」。最優秀賞に輝いたのはロンドリーナ市生光学園の稲垣未美さん、鈴木直子さん、ポンタグロッサ日本語学校のサレン・ラファエロさん。表彰式は、五月三日午後四時から、青山鑛一総領事が出席して、パラナ文化連合会講堂で行われる。
 今回のコンクールの審査員は、今井恵實子氏(サンパウロ)、大橋輝美氏(クリチーバ、JICAシニア)小林則之氏(マリンガ、同)。パラナ州内の日本語学校はじめ小、中学校、高校、大学、一般成人日本語学習者ら九十八人(学校数で二十校)が応募した。
 最優秀賞の稲垣さんは、幼いころ祖母から聞いた日の丸の歌の思い出、日本の社会、文化などについて感想を書き「日本はいい生活の手本になる国」と結んだ。鈴木さんはJICA研修時の体験、日本の季節の印象、学校生活を通して、ブラジルと日本の生活の違いを書いた。ラファエロさんはポンタグロッサ大学の学生。日本語学習歴九年。日本文化への関心が高く、いつかは日本の研究者とともに科学技術を学びたい、と希望を述べた。
 審査員たちは、合議で入賞作品を選んだ。今井氏の講評。「日本と真正面から向き合って、とことん掘り下げ、遠慮気兼ねなく書いてくる迫力に圧倒される作品が多かった」。