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姉妹」交流、桜を植樹=鳥居が縁 レジストロから50人=リベルダーデ

4月29日(木)

 大鳥居が取り持つ友好親善――。レジストロ日伯文化協会とレジストロ連合婦人会は二十八日、リベルダーデ区のラルゴ・ダ・ポルブラにある日本庭園でサクラの記念植樹を行った。
 レジストロには、一九九三年の日本移民入植八十周年を記念して建設した大鳥居があることから、同じ鳥居を持つリベルダーデ商工会と三年前に姉妹提携。以来、様々な交流を続けてきた。この日は約五十人がリベルダーデ区に訪れ、同商工会やエスペランサ婦人会などを交流した。
 この日正午過ぎに、日本庭園に足を運んだ一行は、これまでに各地で約三千本のユキワリザクラを植樹してきたブラジル・ニッポン移住者協会から提供された七本のサクラを植樹した。また、植樹の際にも、同協会の植樹委員会が全面的に協力した。山村敏明会長や池崎博文リベルダーデ商工会長らは、約二メートルの背丈に成長した木に土をかけ、成長を願った。山村会長は「これだけ多くの人がサンパウロに来る機会はめったにないので、交流を深めたい」とサンパウロ市政四百五十周年に合わせた訪問の目的を語った。
 また、参加者の一人でレジストロ文協副会長の清丸米子さんは「サンパウロの婦人団体と交流するのは初めてなので楽しみ」と午後から予定しているエスペランサ婦人会との懇親会を心待ちにしていた。
 今回の植樹を企画した網野弥太郎同商工会評議委員会長は「移民七十周年を機に、サンパウロ市と商工会がつくった由緒ある公園にまた一つ目玉が増えた」と笑顔を見せた。