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NHKドラマ「ハルとナツ」制作発表=〃ナツ〃も最後は来伯=ブラジルでの撮影 約2ヶ月間

5月1日(土)

 【東京支社、既報関連】 四月二十八日、東京都内のNHKスタジオで放送八十周年記念ドラマ「ハルとナツ~届かなかった手紙」(来年秋放映予定)の制作発表が行なわれた。今回は主役ハルの妹ナツ役の仲間由紀恵さん、ナツの老後を演じる野際陽子さん二人が会見で語った意気込みや、ロケの日程を紹介する。
 ●仲間さん
 「ナツという女性は戦後の日本で復興の時代を一生懸命に生きた女性。しかし、その時代のことを私はあまりわかない。(出演者の中で)一番勉強しなければいけないと思っている。一生懸命頑張る」
 ●野際さん
 「八十周年大型ドラマという話をいただきびっくりした。以前、橋田先生の作品に出演したときはあまりセリフのない役だったので、今回も大丈夫と思っていた。ところが脚本を見て仰天した。どのページをめくっても長いひとりセリフがある。こんな脚本をみたのは初めて。作品の素晴らしさを感じる一方で、『これが覚えられるか』という心の葛藤があった。そこで一度、自分がやることを忘れて読んでみた。戦中、戦後、一番青春の真っ盛りの時代を激動の中で過ごさなかった、そういう女性のことが胸に響いてきた。女優人生の中でも一番のイベントだと思ってやる。わたしの撮影は、ブラジルにいけなかったナツが最後にブラジルに行くシーンで始まる。初めてのブラジル行きが楽しみ」
 ブラジル・ロケは二十三日から七月十六日までを予定。その後、日本国内に撮影地を移し北海道・新得町、別海町で来年まで四期間に分けて撮影。都内および近郊ロケは継続的に行い、スタジオ撮影もある。
 主役の高倉ハル役は斉藤奈々さん(九~十二歳)、米倉涼子さん(十六から五十五歳)、森光子さん(八十歳)の三人で演じる。
 妹の高倉ナツ役は同じく、志田未来さん(七~十歳)、仲間由紀恵さん(十四歳~三十六歳)、野際陽子さん(七十八歳)の各女優で分担することが決まっている。

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