5月4日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二日】連邦政府は閣僚らが週末や休日に出身都市に帰る費用を負担しているが、昨年には十五人の閣僚らが帰省するのに百二十六万レアル以上が費やされた。
ブラジル空軍機を利用して、故郷ポルト・アレグレ市に昨年十五回帰省したドゥトラ自治相の帰省費が十八万四千八百レアルと、閣僚の中で最も高くなった。以下、バストス法相(十五万三千八百レアル、サンパウロ市に二十四回)、ローセフ鉱山動力相(十一万二千レアル、ポルト・アレグレ市に二十三回)ロセット農相(九万四千四百レアル、ポルト・アレグレ市に十三回))が後に続いている。
公費で出身都市に帰る選択は閣僚全員の間で通例化しているわけではない。例えばベルゾイーニ労相は昨年、四回しか公費で帰省しておらず、それらはすべて詳細なスケジュール表の提出により理由付けられている。「公務で帰る時に公費の出費が認められるという法律を知っているので、私用でサンパウロ市に帰る時は自腹を切る」と同相は述べた。
出身都市に帰る際の公費負担は、カルドーゾ政権時代に二つの法令により定められている。多額の公費を使った閣僚らは、この法令と帰省が公務であることを正当化の理由として挙げている。