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コリンチアンス完敗=ブラジル選手権=宿敵にまさかの4失点

5月4日(水)

 コリンチアンスがチーム崩壊の危機――。ブラジル選手権第四節が二日、各地で開かれた。低迷するコリンチアンスは最大のライヴァル、パウメイラスとサンパウロ市内のモルンビー競技場で対戦、〇対四で完敗した。
 サンパウロ州内では、最大のクラッシコ(伝統の一戦)として知られるコリンチアンス対パウメイラス。その歴史は一九一七年に始まり、対戦成績は三百十五戦で、コリンチアンスが百八勝、パウメイラスが百十三勝、九十四引き分けとほぼ互角の成績。
 絶対に負けられない一戦として挑んだ両チームだが、コリンチアンスは前半二十一分に主将のリンコンが痛恨の自殺点で先制点を献上。同二十五分にはペドリーニョが追加点を挙げた。
 今季初勝利を宿敵から挙げようと意気込むパウメイラスは後半も攻め続け、同六分にはムニョスが三点目を、同三十分にはエースのヴァグネル・ロヴィが四点目を奪い圧勝した。
 両チームの対戦は常に接戦を繰り広げてきたが、四点の大差が付くのは九三年六月のサンパウロ州選手権以来。今季まだ一勝どまりで、十九位に転落したコリンチアンスは圧力団体でもある応援団「ガヴィオンエス・ダ・フィエル」が怒りを爆発させた。今後、監督の進退問題に発展しそうだ。