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900学科で認可遅れ=卒業証書発行できない恐れ
5月6日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】全国の大学九百学科で卒業証書が発行できなくなる可能性が強まっている。教育省による学科の認可が遅れているためだ。
「学生が最も迷惑する。認可手続きが迅速に行われるよう大学側は望む」と全国大学協会のペレイラ事務局長は話す。卒業証書を手にできない学生はすでに裁判所に卒業証明を求め始めている。ブラジル全国には〇二年時点で一万四千四百の学科がある。
各大学すべての学科は、学校設備や教育計画などを評価する教育省の担当者を学期開始前に迎える必要があり、その後大学側は学科の認可を教育省に申請する。再び担当者が評価に訪れて報告書を作成、高等教育局(Sesu)がそれを分析し、認可を決定する。
問題の原因は、昨年以後累積している申請書を処理するSesuの職員の不足。教育省は今月中にも処理を行うよう専門家に協力を依頼する。また、担当者派遣費用の不足を理由に、認可手続き料六千五百レアルは大学が負担すると〇二年に教育省が決定したが、それを不服として大学側が提訴。担当者の派遣が中止となり、問題がさらに深刻化した。
ペデルネイラス高等教育局長は約二十人の大学教授に協力を要請しており、九百学科の認可手続きは三十日以内に終了できると楽観的に考えている。