5月6日(木)
第一アリアンサ移住地(ミランドポリス)在住の西富由紀さん(二世、六四)が四日、サンパウロ日伯援護協会(和井武一会長)に入会、同協会の会員が一万五千人に達した。大腸の検査のために来聖した西富さんに同日、記念に蘭の花が贈られた。援協は九八年に広報渉外室を開設、地区委員らと協力して活動内容の紹介などに当たってきた。関係者はこの日、会員係に集まり、大台に乗ったことを祝福した。
援協は九七年に、二年以上会費を納入していない会員を自然的に除名することを決めた。その結果、会員数が一万三千人から約三割減の九千人になり、関係者の間に危機感が広がった。 これに対処するため広報渉外室を設置。会報の発行や施設視察旅行を行うなどして新規会員の獲得に励んだ。
以後、入会者はとんとん拍子で伸び、〇三年末には、一万四千七百三十六人(サンパウロ市内八千五百七十九人、同市郊外二千四百二十三人、同州内二千九百五十六人、他州七百七十八人)にまで回復していた。
〇三年には、ボリヴィアに二人の地区委員が誕生。同国ラパスから約七十人が入会を希望した。同年十一月の地区委員総会では、今年度の会員数の目標を一万六千人に置いた。
巡回診療が四月二十三日~同月三十日までノロエステ方面で実施され、西富さんが診察を受け、会場で入会を薦められた。
大腸がんの検査を日伯友好病院で受けるために、サンパウロを訪問。四日午後、会員係を訪れ入会手続きを済ませた。
「実は、昔は会員だったんですが、奥地に住んでいたらメリットが無いなんて、言われて脱会してしまったんです。でも今日検査で健康だと分かって安心しました」と破顔していた。