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 新宿日本語学校の「江副式」はもともと、「重箱式」と言った。人の名前をつけたほうが、イメージが湧きやすいということで、改称した。ちょうど、文協の日本語講座がスタートしたあたりとか。
 同校の教授法はアジアをはじめ、ヨーロッパでも高い評価を受けている。江副隆秀氏は「ビジネスとは思わなかった」ので文協に無料で技術を提供したそう。
 実は、同氏はJICAの専門家として、八〇年代の後半にブラジルに派遣された。日文連で試験的なクラスを持ったものの、教授法に関心は示されなかったという。
 その後、文協がノウハウをもらうことになった。それから約十年。文協の日本語講座が今年七月に、日文連に無償譲渡される。「江副式」は日文連のひとつのオプソンとして取り入れられる。
「何かの因縁かね」とは関係者の弁。  (古) 


04/05/06