5月8日(土)
ブラジル勢が苦戦――。サッカーのリベルタドーレス杯決勝トーナメントが四、五の両日、各地で行われた。十年ぶりの優勝を目指すサンパウロは敵地でロサリオ・セントラル(アルゼンチン)と対戦。試合終了間際に失点を許し、〇対一で敗れた。また、クルゼイロとサントスもアウエーでの初戦を落とした。地元で試合をしたサンカエターノが唯一、白星を挙げた。
アルゼンチン国内で行われる同大会の試合では、これまで勝ち星がないサンパウロ。決して強豪とは言えないロサリオ・セントラルだけに、勝利が期待されたが前半三十三分に、サンパウロMFが痛恨の退場処分。数的不利を強いられたサンパウロは、敵地だけに引き分けでもよかったが、試合終了間際の後半四十一分に失点し、敗北した。
サンパウロは十二日に本拠地で行われる第二戦で二点差以上で勝てば、準々決勝に進出する。
また、昨年のブラジル王者のクルゼイロはデポルチーボ・カリ(コロンビア)に、サントスはLDU(チリ)にそれぞれ敗れ、本拠地での試合で勝利を義務づけられた。
唯一、サンカエターノはアメリカ(メキシコ)に二対一で勝利、有利な状況で敵地に乗り込む。