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東西南北

5月12日(水)

 P・プルデンテの第二民事法廷は四日、婚約を破棄した男性に一万三千レアルの慰謝料を元婚約者へ支払うよう判決を下した。カップルは九八年から〇二年まで性的関係を持ち、熱が冷めたから結婚式寸前に破談は理由にならないという。男性は婚約解消の翌日、別の女性と同棲を始めたので元婚約者は裁判所へ訴えた。交際期間が長く性的関係があり、嫁入り道具までそろえているので既婚者と同じだと裁判長はいう。
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 交通渋滞から脱け出したり、信号で強盗に遭った際に強盗から逃げるために、ジロフレックスと呼ばれるサイレンを違法に屋根に取り付けた車がサンパウロ市で増えている。道交法でサイレンの使用は消防車、救急車、パトカーに限定され、軍警に違反を摘発された場合には罰金や実刑が科されるが、販売は自由。自動車用品店では五十から百レアルで簡単に手に入る。
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 サンパウロ市第十九民事法廷はこのほど、タバコ会社ソウザ・クルースとフィリプモリスの二社に対し、喫煙の危険性に関する情報を省き、誇大で誤った広告を流したとして有罪判決を下し、一人が一年間にタバコを喫煙した精神的損害に対して最低千レアル以上の補償金を支払うよう命じた。タバコ会社は判決を不服として控訴する予定。
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 下水道のフタに要注意―。サンパウロ市パウリスタ大通りで五日、壊れていた下水道のフタに女性(三五)が足を突っ込み、大怪我をする事故が。脚を十針縫うはめになった女性は、警察署に被害届を出し、サンパウロ市を訴えるつもりでいる。「サンパウロ市に電話したけど、『フタの修理は四十日後に行います』と返事した。ふざけないでほしい」とカンカンだ。