5月13日(木)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、フォーリャオンライン十二日】リオ州市警は、リオ市立病院と大リオ市圏の保健所で使用された栄養点滴剤の汚染により、十三人以上の新生児が死亡した疑いがあるとして捜査を始めた。
リオ州保健局によると、被害者はGanutre製薬会社が五月四日に製造した点滴剤を使用しており、細菌が引き起こした感染症により死亡したとみられる。同日製造された点滴剤はリオ州で六十七人の患者(子供五十一人、大人十六人)に使用されたが、それも汚染されており、死亡した患者以外に二十四人が感染症を引き起こしたと疑われている。
同製薬会社は七日、リオ州衛生監督局が十一件の死亡事件の報告を受けた後に閉鎖された。同社で行われた検査で、衛生監督局は材料と製造職員の手の洗浄に使われる水の浄化フィルターに亀裂があったことを突き止め、これが原因で点滴剤が細菌に汚染されたのではないかとみている。
リオ市で栄養点滴剤の汚染が原因で患者が感染症にかかったのは、過去六カ月間で今回が二度目。昨年十一月には、私立病院に入院中だった三人の子供が点滴を受けた後にアレルギー反応を起した。この事件ではNutriente製薬会社製造の点滴剤が使用され、衛生監督局は同社を罰金処分としている。モウラ同局長は同点滴剤の取り扱いルールを新たに設けると述べた。