ホーム | 日系社会ニュース | 「日系社会おこす」=Yソーラン祭実行委、奮起

「日系社会おこす」=Yソーラン祭実行委、奮起

5月14日(金)

 YOSAKOIソーラン実行委員会(飯島秀昭代表)の月例会が十二日、SOHO本社会議室であった。七月の第二回YOSAKOIソーラン祭りへの参加申し込みと、同祭りロゴマーク募集の締め切りを二十二日まで延期することなどが決議された。
 現在までに参加表明しているのは二十チーム計六百人。うち平均年齢十五歳以下のKIDSチームが六チームとなっている。今年はPL教団が九十九人のKIDSチームを組織。バストスやカンポ・グランデからも参加する。
 バストスの婦人チームは平均年齢六〇歳を越えている。「七十歳、八十歳の人もたくさんいるけど、サンパウロまで遠出するのは体力的に厳しいから、今回は若手チームで臨みたい」と、メンバーの一人が言っており、いったいどのような踊りがなされるのか、注目が集まっている。
 今回から使用されるブラジル大会独自のロゴマーク募集には、現在百三点の作品が集まっており、独創的なものも多い。締め切りは十二日までとなっていたが延期が決まった。
 会議は七時半から九時過ぎまで行われ、出席者十名は、当日の審査方法や、審査員に誰を起用するかなど
活発な議論を行った。今年から、大会の活性化を目的に、優秀チームには奨励金が支払われることとなっているため、今回使用が予定されているチームワーク、創造性、ハーモニー、技術性の四つの審査基準に加え、「どれだけ観客や審査員に感動を与えたか」という、「センチメンタルな部分も取り入れたほうがいいのではないか」という意見も出された。
 また、大会の運営資金集めについても議論され、「額の大小は関係なく、一人でも多くの方に協力してもらおう。YOSAKOIソーランは、みんなで作るものだ。それが、日系社会おこしに繋がる」などという意見に、出席者は真剣に聞き入っていた。
 六月六日には、参加チームの各代表が集まって全体会が開かれる。