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身障者と家族を励ます=「講演会と運動会」15周年=招待受ける参加者達から=毎年強い開催要請

5月15日(土)

 身障者励ます会(野田マリオ会長)と南米友の会(井上博厚会長)は「講演会とミニ運動会」を共催する。励ます会が今年で十五周年を迎える記念として、今回はイタケーラでも開催する。六月十二日はマタラーゾ州立学校(サンジョゼ・ドス・カンポス カネボウ近く)。十六日はイタケーラ本願寺福祉センター(ラゴア・タイ・グランデ街、八〇五 ヴィラ・カルモシナ区)。
 「講演会とミニ運動会」は身障者やその家族を招待して行なう行事。奥卓恕励ます会事務局長が自らも脳溢血で倒れ半身不随になったことから、同じように病気で悩む人たちを集めて始めた。その後悩み、苦しんでいるのは病人だけでなく家族も同じだと気付き、家族も招くようになった。
 「自分の貸家の一年分の家賃収入をこの行事のために費やしています。かなり苦しいですが来年も続けてほしいとの参加者の声に応えるためにもやめることは出来ません」と奥さん。参加者のほとんどが非日系人のため「普段あまり外に出ない日系人にもたくさん参加してほしい」と参加を呼び掛ける。
 講演会には参加者と同じように病気に悩み、乗り越えてきた人の体験談も盛り込まれる。
 奥さんは「死ぬことばかり考えていた自分自身が参加者の皆さんに精神的に支えられた。いつも家にこもっている身障者が、来年もまた会いましょうと笑顔になる。参加者に生きる力・生きる喜びを与えてきた行事です」と語る。
 参加費、昼食・飲み物代無料。問い合わせ電話011・6524・7892(励ます会仮事務所)