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新ビジネス、商業フラット=ワンルームを賃貸し、経費分担

5月19日(水)

  【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】営業所フラットまたは商業フラットが、年間二二%の成長率で業績を伸ばしている。ほとんど宣伝も広告もしないので知られることも少ない。経費節約目的で、小零細企業向けに考え出した新手のビジネスといえる。
 ワン・ルームを多数の事業主ヘ賃貸し、受付嬢や秘書嬢、電話、コーヒー・サービス、清掃婦、管理費、水道電気費を割り勘にする。さらに出張旅行のチケットや航空券の手配、自動車のレンタル、旅行先のホテルや旅程の都合も注文に応じてプログラムもする。
 賃貸料は、一時間六レアルから五十二レアルほど。
ビデオやコンピューター付き会議室を備えたのや顧問弁護士、マーケティング、税理士、法定帳簿の会計士などのスタッフをそろえた豪華版もある。テナントは万年筆と意欲だけあれば、後は全て用立てする。
 この種のフラットが、全国で四百八十カ所もある。バルエリー市はISS(サービス税)が僅か〇・七四%なので、同市アウファヴィーレ地区だけで二百カ所もフラットが集中している。
 最大手のユーア・オフィスは九五年、六十平方メートルのフロアから創業した。現在は六百平方メートルの面積に拡張。〇四年の成長率は、三五%を見込んでいる。同社はテナントの出張が多いポルト・アレグレ市に、支部とテナントのためのホテルも開業した。

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