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初就職計画 奨励金を増額=1年雇用、期間契約もできる
5月19日(水)
【アゴーラ紙五日】未経験労働者の「初就職キャンペーン」を張った政府は、雇用契約を結んだ企業に奨励金を年間千五百レアルへ引き上げることにした。統計によれば失業者の四五%が、二十四歳以下となっている。
初就職暫定令によれば企業の規模によらず、十六歳から二十四歳の男女を採用した企業は、一人につき毎月二百五十レアルを六カ月間、キャンペーンの奨励金として受領する。これまでは年商百二十万レアル以下の企業に、一人につき毎月二百レアルを六カ月間支給していた。
このキャンペーンは〇三年六月、政府鳴り物入りの「雇用創出」計画として発表され、掛け声ばかりで機能しなかった。政府は奨励金制度により、〇四年に二十五万人の若い男女雇用を計画。四月までに七百七人が、採用された。
政府は同計画に七十六万五千の企業を招いたが、参加を申し出たのは僅か二千二百社であった。新計画の学歴は中学卒を、卒業を約束するだけでよいことに改正した。雇用期間の期間制限はなかったが、今度は最低一年以上で一定期間の雇用契約も認める。