5月19日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】サンパウロ州ビリグイ市に、技術研究所を中心として銀行や大学、既存メーカー、小零細企業の百六十六社をコンピュータで統合管理する新しいタイプの製靴団地が始動した。
団地の母体である子供用靴専門のクルスター社は昨年の年間売上が十二億レアル、七千五百足を生産した同市の中堅企業。同社の輸出は全生産の一五%、これを三〇%に引き上げ、大人用靴も含めて中近東などの新市場を開拓する計画。
この工業団地は同市の労働人口の六〇%、一万八千人を吸収している。新プロジェクトは雇用創出の新しいモデルとして、州政府も成功を期待している。州は資金的援助は行わないが、政治的支援などの側面支援は一切惜しまないと約束している。