5月20日(木)
【既報関連】七月の参院選に向け、在外邦人初の立候補を目指すパラグアイ在住の高倉道男氏(六三)について、自民党は二十日に正式に公認することを決めた。十九日までにニッケイ新聞に入った連絡によると、二十日午前に東京都内の党本部で高倉氏に公認証書が手渡される予定だ。公認後の選挙活動では、ブラジルを含む世界各地の邦人社会でも支持を訴える。
海外在住邦人から見た視点を日本の国会に反映してもらおうと、昨年から出馬準備を進めて来た高倉氏。ブラジル日系社会などの後押しもあり、自民党は高倉氏の公認問題について検討してきた。
十九日には朝日新聞が本紙既報通り「日系紙社長、パラグアイから参院比例区に出馬」との見出しで、高倉氏が自民党から出馬する、と報じている。
大分市出身の高倉氏は一九七六年にパラグアイに移住後、邦字紙「日系ジャーナル」を主宰。昨年まで海外日系新聞放送協会長を務めていた。