コラム
在外邦人の声を国政に届け、日本の政治を変えたい、とパラグアイ在住の高倉道男氏が、自民党の公認候補として参院選に出馬する。
記者個人として特定の候補を応援するつもりは毛頭ない。ただ、世界最大のブラジルの日系社会や世界中で活躍する在外邦人の存在感を、日本の有権者にアピールしてもらいたい。
また、未だ関心が低い在外選挙についても、日系社会が「担ぐ」候補が出たことで、身近に感じてもらえるという効果も期待できそうだ。
ただ、苦言も呈したい。自民党の公認を得たことで、よくも悪くも同氏に注目が集まるだろう。
「日系社会を代表する」と名乗る以上、氏の発言は日系社会の言葉でもあるのだ。
有権者に訴えかける言葉の重みが、今まで以上に増すことは言うまでもない。 (記)04/05/21
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