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サッカー 伯仏代表が親善試合=FIFA創設100周年を記念

5月22日(土)

 世界最強二チームが激突――。FIFA(国際サッカー連盟)の創設百周年を記念する親善試合が二十日、パリで行われた。ブラジル代表とフランス代表が対戦し、〇対〇の引き分けに終わった。両チームとも、勝利にこだわる姿勢は見せなかったが、二〇〇二年W杯王者ブラジルと、前回王者の対戦だけに、時折好プレーを披露。FIFAが迎えた節目に花を添えた。
 大半のファンが見慣れぬ真っ白いユニフォームで登場したブラジル代表。一九一四年に行われたブラジル代表としての初試合で用いられたユニフォームを再現したものだ。自国で行ったW杯五〇年大会の決勝で敗れ、優勝を逃した「マラカナンの悲劇」以来、この白のユニフォームは廃止され、現在のカナリア色に改められた。
 親善試合だけにややペースが遅い試合展開だったが、フランスは司令塔ジダンが、ブラジルはロナウジーニョ・ガウーショが中心となり、時折見せ場を作った。ブラジル最大の好機は後半二十分のロベルト・カルロスのシュートがポストに嫌われ、得点とならなかった場面。
 この日の引き分けで対戦成績はブラジルの三勝五敗四分けとなった。
 二十五日にブラジルはスペインのカタルーニャ地方代表と対戦、六月二日には今年最大の山場となるW杯予選のアルゼンチン戦を迎える。