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患者放置の精神病院=職員不足し、手が回らず
5月25日(火)
【アゴーラ紙二十四日】開設百年を迎えるジュケリー精神病院の入院患者が十分な治療を受けることなく放置された惨状を、アゴーラ紙記者が訴えた。医療機器は故障、動物たちが自由に病室を歩く。感染患者や狂暴な患者は隔離され、部屋は悪臭を放っている。
入院患者は千六十人、少数の看護婦で下の世話から食事、寝具の世話まで行う。手が回らず汚物の垂れ流しの中を、全裸の患者が徘徊し、奇声と抗議の声が響く。
政府は〇三年七月、同精神病院の閉鎖を決定した。家族は入院患者を自宅へ引き取り、月二百四十レアルの治療補助を受領して自宅治療を行うよう通告した。ここ一年間に入院患者は、二千五十人から現在数に削減された。
病院側は、管理体制の不備と職員の訓練不足に悩まされているという。「精神異常者は治療しても正常に戻らないので精神病院に入院させれば事足りる、とする家族の考えは間違っている」と精神科医はいう。