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バウルーで念腹忌句会=「鳥取砂丘」など合同で

5月26日(水)

 鳥取砂丘句会は十七日、バウルーのサウダーデ墓園に、師念腹の奥津城を訪ね、白蘭の花を献じ、香を焚き冥福を祈りまた潔子夫人にも祈り追悼した。
 サンパウロ市より十六名、アチバイアより一名、ポンペイアより四名それにバウルーの十名の三十一名はバウルー東本願寺で、二十五年忌に当たる念腹忌俳句会を催し、先生の忌を修した。
  星野瞳選句より
朝寒のサンパウロ市を発ちし吟行車 西谷南風
念腹忌墓守り句会とも云はれ 佐々木古雪
香焚けば師の墓に舞ふ秋の蝶 細梅鶴孫
夕ざれの師の墓ことに落葉降る 酒井祥造
念腹忌不出来な饅頭供へけり 佐々木さつ子
早ばやと冬構して師の墓園 小川豊喜
師の墓碑の四囲は黄落とどまらず 加藤淑子
褒められし言葉忘れず念腹忌 小斎棹子
父母と訪ひし念腹の地に佇つ秋思 宮原育子
耳遠き友の手引いて念腹忌 細梅鶴孫
はるばると露けき墓を来て拝む 西谷律子
秋蝶の舞ふて潔子のみほとりに 加藤淑子
二十五年かりそめならず念腹忌 小斎棹子
句の旅の出合ひも一会念腹忌 宮原育子
桜餅香りて句座に配られる 松下緑白
散る花と見まがふ秋の蝶一羽 上八重
パモニアの熱きを解きてもてなさる 原はる江
鍋のふた叩いて売るやパモネイロ 蓮沼詩子
笹の葉の粽を思ひパモニア買ふ 馬場照子
パモニアの香のただよへる旅楽し 峰村靖子
湯気立てて匂ひ散らしてパモニア 三坂美代子
パモニアの男結びは解きがたき 林蘭月
パモニアの煮え立つ匂ひ汐風に 須賀吐句志
厨中散らかしパモニア出来上る 守長まもる
パモニア売るメトロ降り口登り口 西谷南風
念腹によせる心の秋の旅 小斎棹子
パモニアをむさぼり子等の喜々として 柳瀬とみか
パモニアが匂ふと出稼ぐ孫の文 平良琉茅
群れながら棉に来て舞ふ秋の蝶 岡田文子

奥津城を詣でて修す念腹忌 星野瞳
柩担きしは昨日の如し念腹忌 星野瞳

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