5月27日(木)
南米王者の前に、サンカエターノ沈む――。リベルタドーレス杯の準々決勝が二十五日、アルゼンチンで行われ、サンカエターノはボカ・ジュニオールスと一対一で引き分けた。PK戦に持ち込んだが、キックミスを連発、四強入りを逃した。
昨年の王者で、欧州代表も破って世界一にも輝いているボカは、今大会も有力な優勝候補。先日、地元で行われた初戦で〇対〇で引き分けていたサンカエターノは、敵地での次戦だけに不利が予想されたが持ち前の堅い守りを披露。後半十二分にはジウベルトが、先制点を挙げた。
追いつめられたボカは、ペレー率いるサントスに敗れた一九六三年以降、ブラジル勢には負け知らずだけに、死に物狂いで反撃。同十九分に同点に追い付き、一対一の引き分けに持ち込んだ。
準決勝進出をかけたPK戦では、四人がキックを成功させたボカに対し、サンカエターノは三人どまりで、ボカが四強に名乗りを上げた。
残るブラジル勢の、サンパウロは二十六日に、サントスは二十七日にそれぞれ準々決勝第二戦を戦う。