5月27日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】あまりきれいな眺めではないが、公害、騒音、マージナル(河岸道路)の渋滞を忘れ、サンパウロ市民はチエテ川の航行をもうすぐ楽しめるようになるー。
「サンパウロ航行」と名付けられたこの計画は、官民共同計画(PPP)の一端をなし、環境と水利分野の専門家と学生らが航行するために、ピニェイロス川とチエテ川との合流地点の堰には九十日以内に乗船場が建設される予定だ。乗船場には環境保護の意識を高めるための講演、教育用映画映写スペースが設けられる。八十人乗りの船は一日に二回オザスコ市まで無料で航行する。
一般客の航行の可能性も否定されてはいない。川面は間近で見るととても汚いが、臭いは我慢できないほどひどくはない。下水道の違法接続もそれほど多くなくなった。次の段階ではチエテ川を水上交通路に生まれ変わらせることが計画されている。