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県連が日帰り旅行=スザノの富士見観音へ

5月27日(木)

 ブラジル日本都道府県人会連合会(中沢宏一会長)は「移民月間県連日帰り旅行」としてスザノ市に建立されている移住富士見観音参拝を、六月十三日に行なう。参拝とともにモジ・ダス・クルーゼス市のコロニアの歴史的遺産ともいえるカザロン・デ・シャーと、その保存に取り組んでいる陶芸家の中谷哲昇さんの窯元を訪ねる。
 移住富士見観音は初代日本海外移住家族連合会事務局長の故藤川辰雄氏によって、一九八六年七月スザノ市の高野山真言宗金剛寺に建立された。
 故藤川氏は「日本に届くのは少数の成功者の話ばかりで、その裏には多くの落伍者がいて、その人たちを救わねばならない」とし、一九七三年に高野山の仏門に入り、一九七八年連合会を辞した後、伊豆大島に移り海外開拓移住者菩薩富士見観音を建立した。一九八六年ブラジルにも富士見観音を建立し、同年十月にアマゾンでの巡礼中消息を絶った。
 日程:午前八時十五分リベルダーデ広場マクドナルド前集合、八時半出発。午後六時リベルダーデ広場到着予定。
 料金六十六レアル(観光バス料金、昼食、日本語ガイド、旅行障害保険)。ただし、昼食時の飲み物代は含まれない。申し込みはアルファインテル旅行社(電話011・3208・4111)まで。