5月28日(金)
サッカーリベルタドーレス杯の準々決勝が二十六日、ヴェネズエラで行われサンパウロが四対一でデポルチーヴォ・ターチラに快勝、準決勝進出を決めた。
初戦に三対〇で勝利しているサンパウロは二点差以内の負けならば、四強入りが決まる有利な状況。しかし、試合の序盤はデポルチーヴォの攻勢に押し込まれる場面が目立った。
先制したのはデポルチーヴォ。前半五分にパニグッチが、芸術的なオーバーヘッドキックを見せ、サンパウロゴールを破った。
勢いに乗るデポルチーヴォは同九分にもコーナーキックから追加点を狙ったが、サンパウロのGKロジェーリオが奇跡的な守備を見せ、嫌な流れを断ち切った。
ロジェーリオの好プレーで立ち直りを見せたサンパウロは、同二十二分にグラフィッチが同点ゴールを決め、試合は振り出し。PK戦に持ち込むにはさらに三点が必要となったデポルチーヴォに諦めの雰囲気が漂った。
サンパウロは後半にエースのルイス・ファビアーノの二得点などで三点を追加し、四対一で快勝、四強入りを決めた。
準決勝の対戦相手は、二十七日に行われるサントス対オンセ・カルダス(コロンビア)の勝者となる。