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東西南北

6月1日(火)

 サンパウロ市南部カンポリンポ区で二十八日夜、非番の軍警(二八)が歩道を通行中の五人をはね、現行犯逮捕された。五人は病院へ運ばれたがすぐに退院した。目撃者によると、同警官は酒に酔っていた様子だったという。事故の後には車を取り囲んだ群集が恐わくなり、銃を抜いて構えたと同警官は供述した。
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 男性二人が二十九日正午ごろ車を解体中、電動のこぎりの火花がタンク内のガソリンに引火して爆発、死亡した。爆発に伴って発生した火災により二人は黒焦げの焼死体になり、身元確認は同日夜七時まで遅れた。事故現場はサンパウロ市東部サンマテウス区にある広さ二十平方メートルの小さな部屋で、解体されていた車の車種も未確認だという。
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 ウバトゥーバ市やサン・セバスチアン市など、サンパウロ州北部海岸沿いの町にあるホテルやレストランに、公共の水道網を通じて供給される水は、寄生虫や感染症を引き起こすばい菌を含むほど水質が悪化していることが判明した。フィルターを通さなかったり、煮沸しない水を飲むと健康を害する恐れがある。サンパウロ州水道局は過去八年間、同地方の水の衛生設備に約三億レアルを投資してきたと発表、水質についてはお茶を濁した。
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 三十日午後、サンパウロ市南部の二地区を中心にヒョウが降った。大きな被害は出ていないもよう。夕方に発生した嵐により、インテルラーゴス、ナソンエス・ウニーダス通りが冠水した。サンパウロ市で降った強いにわか雨は寒冷前線の到来を告げるものと気象予報会社は伝えている。