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伸び始めた内需=繊維、自動車、製靴などに顕著

6月2日(水)

  【エスタード紙三十日】今年第1四半期の国内総生産(GDP)が昨年同期比二・七%の伸びを示したのに伴い、活況を呈し始めた業界がある。内需の伸びの兆候は繊維、自動車、靴、食品業界に顕著で、これまで輸出に頼ってきたが、ようやく内需の伸びが期待できるとしている。内需の拡大は二〇〇〇年以来となる。
 エコノミストによると、これまでの輸出産業の主力だった製鉄、パルプ、合板業界は生産能力がほぼ限界にきていることから今後の販売は横バイとなるのに対し、前出の業界は生産設備に余裕があるのが強みの一因となっている。
 一例を挙げると靴製造のビカル社は、本年四十八ヵ国向けの輸出を倍増する一方で、国内販売は一〇%の伸びを見込んでいる。業界全体の展望は輸出で一五%増(昨年は七%)国内販売は七%(同三%)増を見込んでいる。