6月3日(木)
琉球王朝時代からの伝統を受け継ぐ野村流音楽協会のブラジル支部(仲宗根繁夫会長)が今年で創立五十周年を迎える。その記念公演が六日午後一時から、沖縄県人会館である。
沖縄の協会本部から喜友名朝宏会長ら本部役員一行をはじめ、琉球舞踊「柳清本流和華の会」の家元である高良和子さんらが祝賀に駆けつける。また、アルゼンチン支部からも二人が来伯、総勢四十人が来賓として参加する。
野村流音楽の創始者は野村安趙(一八〇五―一八七一)。琴、三味線、笛、太鼓、胡弓の演奏に歌が絡む。本公演では、「柳清本流和華の会」の琉球舞踊が花を添える。
案内に来社したブラジル支部の喜友里智辰さんによると、現在、野村流音楽協会は世界で四千人の会員を有し、ブラジル、ペルー、アルゼンチン、アメリカにも支部があるという。
「本場、野村流音楽の神髄と優雅な舞踊を心ゆくまでご堪能下さい」と仲宗根会長は参加を呼びかけた。
入場無料。問い合わせは電話11・3106・8823(沖縄県人会)。