6月3日(木)
サンパウロ州トゥパン市のバンデイランテ植民地でかつて暮らしていた約四十人が五月三十日、サンパウロ市アクリマソン区の新潟県人会で集った。この集会は入植開始六十年の節目を記念して企画されたもので、久しぶりの対面となった出席者たちは抱擁し再会を喜んだ。
会は金子正且さんの司会で進行。黙祷の後、高野春男さんの音頭で乾杯した。盛りだくさんの料理は出席者の持ち寄りで、ケ―キも用意。食事を楽しみつつ、植民地の思い出話を語り合い、カラオケにも興じた。
最後は全員で記念撮影に臨んだ。往時の青年もおじいちゃん、おばあちゃん。年輪を深く刻んだ笑顔でカメラの前に立った。