6月4日(金)
【フォーリャ紙三日】通信省は二日、一部の長距離電話(当初は市外通話と呼ばれた)料金を短距離電話(同市内通話)料金並みに引き下げることを決定し、各電話会社に通達した。
これまで七千六百の地域が長距離料金の対象となっていたのが五千三百六十地域に減らされた。これにより全国の電話料金は毎月六百十万レアル削減されることになる。
同省の試算では、例えばサンパウロ州内のコチア市とサント・アンドレ市の場合、通話料金は一分間〇・二五レアルから〇・〇七レアルに下がる。それぞれの地域別料金は電話会社により発表されるが、実施期限は最高百八十日間と定められた。電話会社は地理的条件、隣接都市、同じ市内ながら別料金となっている地域の単一化などを加味しながら料金設定をする。
設定期限は三段階に分かれ、同じ市内での料金単一化は六十日以内、同じ州内の各市間の距離を基に産出するのは九十日以内、他州にまたがっていても市が隣接していたり短距離である場合の百八十日以内となっている。これを受けた電話会社は、同省から詳細の指示が届いていないため現段階ではコメント出来ないとしている。
リオ州ではリオ市とバイシャダ・フルミネンセ地区の十都市が対象となるが市の名称は明らかにされていない。
サンパウロ州内では、サンパウロ、アルジャ、バルエリ、ビリチーバ・ミリン、カイエイラス、カジャマル、カラピクイバ、コチア、ジアデーマ、エンブー、エンブグァス、フェラス・デ・バスコンセイロス、フランシスコ・モラト、フランコ・ダ・ロシャ、グァラレマ、グアルーリョス、イタペシリカ・ダ・セラ、イタペビ、イタクァケセツーバ、ジャンジーラ、ジュキチーバ、マイリポラン、マウア、モジ、オザスコ、ピラポラ・ド・ボンジェズス、ポアー、リベイロン・ピーレス、リオグランデ・ダ・セラ、サレゾポリス、サンタ・イザベル、サンターナ・デ・パルナイバ、サンロレンソ・ダ・セラ、スザノ、タボン
・ダ・セーラ、バルジェン・グランデ・パウリスタおよびABC地区(サント・アンドレ、サンベルナルド・ド・カンポ、サンカエターノ・ド・スール)の各市が対象となる。