6月5日(土)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙五月三十日】時期的に早い寒波でパウリスタっ子は身体を縮めているが、逆に一足早いブラジルの冬を満喫しようとする人達がカンポス・ド・ジョルドン市に繰り出している。
同市はサンパウロ州で最も冷え込む所で、空気がきれいなため診療所や養護施設、別荘が数多い。環境が似ていることから、「ブラジルの軽井沢」と呼ぶ日本人もいる。
同市観光局によると五月末の冷え込みでマイナス一・一度を記録したこともあり、ここ当分はこの状態が続くとみている。これによりホテルの収容が昨年の六〇%から今年は八〇%に上昇した。本格的な冬のシーズンの七、八月は一〇〇%に達すると予想されている。今年のシーズンは昨年の百四十万人から七%増しの百五十万人の観光客の人出があるとみている。