ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 女性刑務所で暴動=またも不祥事、一週間で3件目=リオ

女性刑務所で暴動=またも不祥事、一週間で3件目=リオ

6月8日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】刑務所内での暴動が相次いでいるリオ市フルミネンセ地区で五日午後八時ごろ、女性を収容するカーザ・デ・クストージア・デ・マジェ刑務所で暴動が発生した。受刑者は看守ら三人を人質に取り脱走を企てたが、軍警が所内に突入して鎮圧した。この騒動で受刑者一人が射たれて死亡、九人が負傷した。
 同地区では五月二十九日にクストージア・デ・ベンフィッカ刑務所で暴動が発生、少なくとも三十人が死亡している。さらに四日にはミルトン・ジアス・モレイラ刑務所で同じく暴動が起きたが警官が一早く制圧した。
 これにより一週間で死者三十一人、負傷者三十三人を出したことになる。
 同市では刑務官らが待遇改善を要求してスト入りしており、受刑者らはこれを契機に脱走や暴動を起したとみられており、当局は他の刑務所に波及しないよう警戒を強めている。