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JICAブラジル所長=松谷氏が帰国あいさつ

6月9日(水)

 JICAブラジル事務所(ブラジリア)の松谷広志所長(五七)が帰国あいさつのため三日、来社した。所長は約三年二カ月の任期を終え、今月十九日に帰国後は本部勤務となる。ブラジル勤務は一九七八―八一年のリベイラ河農業開発プロジェクト専門家としての赴任以来で、二回目だった。
 三年間の変化として、ブラジル国内だけでなく、メルコスール圏内、アフリカのポ語国圏への協力が増えたことを挙げた。また、NGO(非政府組織)など草の根レベルでの協力も目立つようになったという。
 今回の赴任中、最も心に残ったのは、〇二年にあったサッカーのワールドカップに優勝したセレソンのパレードを目前に見たこと。「事務所の目の前でしたから。ブラジルのパワーを感じました」。
 百周年に関しては、「〇八年に向けて、みなさんが一体となってほしい。日系人は日本にもたくさんいるので、日本でも記念の催しができれば非常に意義深い」との期待を述べた。
 ブラジル事務所は国内全体を管轄するが、日系社会に関してはマナウス、ベレン、レシフェ、リオなどの総領事館管轄地域を担当している。