6月9日(水)
フォークリフトの輸入販売を手掛けるトヨタ・インダストリーズ・メルコスール社(矢田公平社長)の設立記念パーティーが四日夜、サンパウロ市セルケラ・セザル区のルネッサンス・ホテルで、百人近い関係者を招き開かれた。本社から海外営業部の下昇治部長、サンパウロ総領事館の山口克巳領事、ブラジル日本商工会議所の田中信会頭らが出席した。
二月に豊田自動織機株式会社の百%出資で同社は設立。四月からブラジル、アルゼンチン両国をカバーするフォークリフト販売代理店として、ブラジル・トヨタ社とアルゼンチン・トヨタ社から営業を引き継いだ。五六年から販売されているトヨタ製フォークリフトは全世界で百万台以上の販売実績があり、現在、市場の二〇%のシェアを占めている。
矢田社長は「昨年の販売実績四百七十台の二倍近い九百台を販売目標にしている。〇六年度にはブラジルで一千台、アルゼンチンで五百台の販売計画を立てている。また販売後のアフターサービス対応も迅速にしたい」と抱負を述べた。
来賓あいさつした山口領事は、「グローバルな視点にかなった新会社設立は大変うれしい。高金利だがブラジル経済も上昇傾向にあり、徐々に経済環境は整ってきた。企業、日系社会、政府関係機関三本柱の横のつながり強化に協力していきたい」などと述べた。
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