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東西南北

6月10日(木)

 サンパウロ州モンガグアー市で七十一歳の女性が七日夜、防護柵が壊れたために魚つり場から転落して死亡した。T字型に四百メートルも海に突き出すこの魚つり場はラテンアメリカで二番目に大きいとされ、市の観光名所の一つ。ところが整備状態が悪くなり、〇一年以降は一部立入禁止になっていた。事故後に初めて同市は全面立入禁止を決めた。
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 サンパウロ州議会は八日、駐車場スペースの五%を高齢者に確保する法案を承認した。〇三年に連邦政府が署名した高齢者憲章の適用を進めることが法案作成のもとになったと、起草者の州議は話している。身体障害者用駐車スペースのように、高齢者用のそれも標識を備えなければならない。
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 サンパウロ、カンピーナス、ポルト・アレグレ、リオの各市の家のほこりには、十種類以上の有害物質が付着していることがNGO団体の調査で判明した。家にある各種製品・機器が健康に被害を与える有害物質のもとだという。サンパウロ市の家には自動車の排気ガスに含まれる有害物質が最も多く確認された。
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 コルポ・クリスチ(聖体記念日)の祝日にお出かけの際は交通にご注意を。寒さにもかかわらず、アンシエッタ、イミグランテ自動車道は九日午後から十日午前中にかけて二十六万台がサントス方面に向かう見込み。ドゥトラ自動車道を始めサンパウロ市から各方面に向かう自動車道も二十万台が通行する予定。カンポス・ド・ジョルドンに向かうカルヴァーリョ・ピント自動車道は霧に注意。
移動式レーダー速度取り締まり機も運用されるため、スピード超過には特に注意が必要。
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 サンパウロ州では連休が晴れで始まるが、寒冷前線の接近に伴って天候は不安定に。土曜は雨が多く、冷え込みが厳しくなる。日曜に天候は回復、お日さんも顔を出すとの予報。