6月12日(土)
年金生活者のイラ・ダヴィーさん(七五)の遺体が十二日夜、オザスコ市のチエテ川に水没した車の中から収容された。この車は九日午後六時ごろガードレールを突き破って川に転落。汚染され暗くよどんだ川の水が潜水を妨げ、消防隊の救出活動は二十七時間もかかった。運転に慎重だったイラさんが猛スピードで反対車線を走り、普段は通らない場所で事故に遭遇しているなど、この事故には謎が多い。
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パラー州べレン市で十日夜、十歳の少年がバス会社のガレージからバスを奪って人ごみの多い中心街を暴走、パトカーと追跡劇を演じた。事故を起こすことなくバスは十五キロ以上先のパラー連邦大学の前で包囲されて停車。警官らはあぜんとした。「この子は好奇心が強くて賢いの。でも家出はこれが六度目」と少年の母親は語る。
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コルプス・クリスチの休日だった十日、サンパウロ州各地は多くの人出でにぎわった。サンターナ・パルナイーバ市ではおがくず、石灰、染料などで作られた八百五十メートルのじゅうたんが中心街の通りに敷かれ、約三万人が町に繰り出した。マトン市では五万人、イビチンガ市では二万人が美しく飾られたじゅうたんに息を呑んだ。
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サッカーブラジル代表のパレイラ監督は九日、七月にペルーで開催するコッパ・アメリカに出場する代表選手二十二人を発表した。欧州各国リーグに所属するロナウドら主力は休養のため召集されず、国内組が十一人と半数を占めた。今年初旬のアテネ五輪予選で不調だったジエゴ(サントス)がメンバー入りしたほか、好調サンパウロからはルイス・ファビアーノとグスタヴォ・ネリーが選出。また、パウメイラスの若きストライカー、ヴァグネルも初のフル代表に選ばれた。ブラジルは七月八日、チリと緒戦を戦う。