6月15日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】八月にギリシアのアテネで開催されるオリンピックの聖火が十三日、リオ市内を一巡した。
聖火リレーが出発したマラカナン競技場では出発の記念式典が行われ、政界や財界、関係者多数が列席、二千四人の児童が五輪の人文字を構成した。その中で、サッカーの王様ペレ―が感涙にむせびながら開会宣言をした後、第一走者に聖火が手渡された。競技場の上空では空軍機がデモ飛行を行い、ポン・デ・アスーカル前の海岸では数千のカラー風船が舞い上がった。
聖火は午前九時十二分に出発、リオ市の観光ポイントを百二十三人のランナーがリレーした。オリンピックのメダリストやサッカーW杯優勝時のメンバーが主流を務めた。現在日本代表チームのジッコ監督も急遽帰国、ランナーを務めて感激を味わった。最終ランナーは、サッカーブラジル代表のザガロ監督から引き継いだエースのロナウド選手で、午後六時、フラメンゴの聖火台に火をともした。聖火はその後、体操のダイアーネ選手が点火、聖火は次のリレー地メキシコに向かった。