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東西南北

6月18日(金)

 サンマテウス行き路線バスの車掌シジネイ・R・サントス(三五)は、統一乗車券(ビリェッテ・ウニコ)を使用した乗客を前扉から降ろしたとして、市監督官が第十二警察署へ拘置した。同署は電子登録器の開示で事実を解明すると、同車掌を仮釈放した。二時間乗り放題の乗客用統一乗車券を使い、乗客から受け取った運賃を着服するなど車掌による色々な悪用が横行している。
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 コンゴーニャス空港は十六日朝、濃霧のために九十七の便が離着陸ともに平均で四時間遅れ、七便はカンピーナス空港へ回送された。一日当たり六百便が離着陸する同空港は、ダイヤの乱れにより乗客と見送り人、出迎え人で混雑した。濃霧による混乱は、〇四年二月十五日に続き二度目。航空機の離着陸は雲の高さが六十メートル以下、見通しが千二百メートル以下の場合、中止となる。
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 連邦政府は全国の喫煙者の禁煙を支援するため、ニコチンガムなどを七月にも使用可能とする考えだ。タバコ中毒者は統一保健システム(SUS)の病院でも治療が受けられるようになる。禁煙補助用の医薬品購入には五千六百万レアルの予算が割り当てられている。
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 十六日に行われたリベルタドーレス杯準決勝戦オンセ・カルダス(コロンビア)対サンパウロの試合は、オンセ・カルダスが試合終了直前に決勝ゴールを奪い、二対一でサンパウロを破った。この結果、オンセ・カルダスが決勝進出を決め、九三年以来の優勝を目指していたサンパウロは準決勝で姿を消すことになった。